2016年のベトナムのEC市場規模は40億USD

f:id:ShoichiroT:20170222142139j:plain

ベトナムではEC(電子商取引)の利用が非常に活発になってきています。

2016年は昨対比で135%の成長をしました。これは日本のEC市場の成長率の2.5倍にあたります。急速にベトナムのEC市場は成長しています。

ちなみに現在のベトナムEC市場は40億USDです。日本円換算で4600億円規模です。日本のEC市場が約14兆円と言われているので、30分の1ではありますが、成長率が非常に高いので今後数年で爆発的に大きくなる可能性は高いです。

というのもベトナムの人口ピラミッドは逆三角形になっているのでECを使うユーザー数が年々増加傾向にありますし、人口も現在9000万人です。さらにGDPも年々増加傾向にあり、経済全体としての成長率も6〜7%と非常に高い水準をキープしています。となると、一般消費がうなぎのぼりになるのはほぼ確実です。このような背景でベトナムのECにはビジネスチャンスが多く眠っているのです。


EC市場のプレーヤー

ベトナムにはすでに大きなECモールがいくつかあります。
代表格は、LazadaZaloraSendoVatgia、などがあげられます。

良く聞かれますが、Amazonはベトナムには参入してきていません。

日本でもそうでしたが、なんでも買えるECモールが整って電子商取引の文化ができあがったら次は専門店の時代になります。日本ではECモールとしてAmazon、楽天市場が人気になったあと、ファッション専門のZOZOTOWNが大成功を収めたりしました。さらに最近ではメルカリなどのフリマ系のプラットフォームが盛り上がっていますね。

ですので、ベトナムでも同じような流れで次世代は特定の商品やカテゴリーを扱ったECサイトが盛り上がってくると思います。特に若い人が多い国ですから、ファッション、育児関連、電化製品、エンターテイメント関連などのECは火がつくとあっという間に大きなサービスにスケールしそうです。


日系企業も注目するベトナムEC

私も何件かECを新規に実施したいお客様から相談をもらうことが増えてきました。

日系企業でベトナム市場向けにECビジネスをする企業も徐々に現れはじめると思います。ただ、ベトナムのEC参入時にはECのライセンス取得や商品ごとのライセンス取得など、少しわずらわしい法律面の課題をクリアしないといけません。

そのあたりでお困りのことがあれば、アドバイスできます!

今日はベトナムのECビジネスについてご紹介でした。